日本時間の昨夜開かれたドイツの連邦議会。みずからの信任投票を前にショルツ首相が口にしたのは、政治不信を招いたことへの反省。一方で社会保障を充実し、ウクライナへの支援を継続すべきだとして与党への支持を訴えた。3年前に発足したショルツ政権。選挙で第1党となった中道左派の社会民主党を中心に、3党が連立を組んだ。しかし、リベラル色の強い緑の党と企業寄りの政策を重視する自由民主党の対立が表面化。先月、財政政策を巡る対立から自由民主党が連立から離脱し、政権は崩壊した。選挙を前倒しするため行われたのが、ショルツ首相の信任投票。投票の結果。ショルツ首相は不信任に。近く大統領が議会を解散し、来年2月に議会選挙が行われることになった。