東京・港区の小児科ではインフルエンザの予防接種が行われていた。今シーズンのインフルエンザは例年より早く流行入りしている。先ほど厚生労働省が発表した最新のデータによると、今月12日までの1週間に全国の約3000の医療機関から報告された感染者数は1医療機関あたり2.36人で、各地で休校や学級閉鎖も相次いでいる。その中で注目されているのが鼻にスプレーするタイプの痛くない予防接種「フルミスト」。対象年齢は2歳から18歳までで両方の鼻にスプレーするだけ。従来の注射タイプの場合13歳未満は2回接種する必要があるがスプレーだと1回で済む。軽くかからせて免疫力を高める弱毒生ワクチンで、理論的には注射タイプよりかかりにくいのが特徴とされる。一般的な費用は8000円~9000円ほどで、港区では高校3年生までの区民には4500円を助成している。ただ5%前後副反応としての発熱や風邪症状が出るといわれている。喘息などのアレルギー症状のある人は注意が必要なほか、ワクチン由来の感染が広がるケースも報告されているため事前にかかりつけ医に相談することが推奨されている。