今年も残すところあと4日だが、年の瀬の飲みニケーションに起きている変化が加速しているという。新橋に店を構える居酒屋・根室食堂は緊急事態宣言が発令され客足が激減したコロナの時期も乗り越えてきた名物店だが、新鮮さが売りの刺し身を運んだテーブルは酒なし・1人の利用客。今年は団体客の予約が激減し、予約のカレンダーには2名や3名の文字が目立つ。最近では少人数や酒なしでの利用が増えているという。全国の20歳から69歳の男女に行った忘年会に関する調査では「やらない、行かない」と答えた人が7割近くになっている。その波は飲食店を直撃している。18年以上、サラリーマンの聖地で営業してきた根室食堂の店主も新橋と別れる決断を迫られていた。