福山・内海町沖では11月上旬、胞子を芽に育てる「育苗」が行われていた。この撮影の4日前、岡山・笹岡で日本一早くのりを収穫。高い水温でも育つ特別なのりを作った妹尾孝之さんと息子・祐輝さんは、環境変化に対応したのりを作りたいと10年前から新たなのり養殖に取り組んできた。親子に新しいのりを紹介したのり研究者・能登谷正浩さんは「タネガシマアマノリ」の研究者。高水温でも育つのり養殖に9月から密着した。のりの胞子を網につける「タネつけ」は水温や明るさなど手探りで調整しなければならず、約1か月かけてようやくタネつけを終了。収穫までにはクロダイの食害などさらなる困難が待ち受け、昨シーズンは全体の6割被害に遭った。今シーズンは敷き網で対策を行い、目標の7割の収穫を達成した。
