メキシコ一美しいと言われるグアナフアトだが、街を守ったのは地下通路だという。家々が密集する中で道の大半が車1台ほどしか通れない路地となっているが、特に口づけの小道と呼ばれる道はその細さから家と家の間は70cm程しかないのだという。この珍しさから家と家で向かい合ってバルコニーからキスをすることができるのだといい、スペイン人とメキシコ人の恋人が愛を交わしたとの逸話がある。そして、地下通路は路地だらけの地上と違い広く迷路のように張り巡らされている。かつては川が流れていた場所もあったが、度々水害を受けてきたことから川のあった場所の周辺を底上げし、地下道の更に下に川を通し、元々川底だった場所を地下道としたのだという。