米海兵隊は、沖縄に駐留する部隊をグアムなどに移転する計画の一環として、約100人の隊員がグアムへの移転を開始したと発表した。米海兵隊が14日に発表した声明によると、移転を始めたのは約100人の後方支援にあたる隊員。日米両政府は、沖縄の基地負担軽減に向け、2006年に海兵隊のグアム移転で合意し、現在の計画では隊員4000人以上とその家族が対象となっている。発表の中で海兵隊は、グアムへの移転の開始は海兵隊の日本国外への移転の第1段階を意味する。日本政府と米国政府は、沖縄を含む地域のコミュニティーへの影響を緩和しつつ、日米同盟の抑止力と対応能力を強化するため、引き続き協力するとしている。