ニューヨークから飯島記者が不法移民対策の今後の焦点を伝える。トランプ政権が目を付けているのはいわゆる聖域都市。正式な滞在資格がない外国人も寛大な政策を独自に取っているニューヨークやシカゴの自治体で地元警察と政府の移民当局の連携をあえて制限するなど強制送還のハードルをあげる取り組みが行われている。聖域都市に対し連邦予算の配分を減らすなどと圧力をかけている。こうした中ニューヨークでは民主党のアダムズ市長が24日移民保護の象徴的な存在になっていたホテルを改装したシェルターの閉鎖を発表した。トランプ政権は市長に対する汚職事件を取り下げるよう連邦地検に指示していて見返りに協力的な態度に転じたのではと疑われている。これまでに4人の副市長が辞任の意向を示して抗議する事態となっている。