生成AIを開発している日本のスタートアップ企業「Sakana AI」は、米国のIT大手・グーグルで生成AIの研究開発を行ってきたメンバーらが東京で立ち上げたスタートアップ企業。きのう、米国の半導体大手「エヌビディア」から出資を受けることになったと発表した。出資比率や金額は明らかにしていないが、持ち株比率が上位の大株主になるという。エヌビディアが手がけるAI向けの半導体は、その高い画像処理性能から高いシェアを持つ一方、生成AIの普及に伴って、世界的な争奪戦が起きている。出資を受けるねらいについて、Sakana AI・伊藤錬最高執行責任者は「この資金を使って日本で世界級のAIのリサーチラボ、研究所をつくりたい。その時やることは日本の特性を生かすというのもあり、他とは差別化された研究開発をすることに尽きる」と述べた。