- 出演者
- 望月麻美 池間昌人 マイケル・マカティア
オープニングが流れた。
望月麻美が「アメリカを含む世界が激変の2週間でしたね」などと話した。
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- ニューヨーク市(アメリカ)
NATO首脳会議とほぼ同じ時期に、中国とロシアが手動する上海協力機構国防相会議が行われた。中国東部青島できのう開かれた会議で中国・董軍国防相は「国際情勢が激動する今こそ、我々が世界の安定に役割を果たすべき」と強調した。中国がロシア・イラン・インド・パキスタンを含む国防相会議を主催。中国は10カ国が加盟する上海協力機構をNATOに対抗する存在として位置づけようと努力してきた。インド国防相はテロより地域の安全保障に関する文言に不満を示し共同声明の署名を拒否(シンガポールCNA)。
NATOの首脳会議に出席した欧州の首脳は26日ブリュッセルでEUの首脳会議に参加。今回の議題は防衛強化の戦略とアメリカとの貿易戦争。そして、カギとなるのが7月9日。今回はトランプ大統領が示した7月9日の関税の猶予期限を前に最後となる首脳会議。各国首脳は残る2週間でアメリカと合意に達すると信じていて、国防費の増額に難色を示したスペインに対するトランプ大統領の脅しは協議に影響しないと見ている。関税の脅威について欧州は団結しているがイスラエルとの協力協定については異なる。外交上級代表は報告書でイスラエルによる人権侵害の疑いを指摘したが首脳会議は抗告内容を考慮するという内容にとどまった。スペインのサンチェス首相はイスラエルとの協定の即時停止を求めるともにロシアとイスラエルに対するEUのダブルスタンダードを批判。ただ、協定を中止するには全会一致が必要だが、今のところ全会一致には程遠い状況。サンチェス首相の発言についてイスラエル大使館はイスラエル悪魔化し、歴史的に間違ったがわに立っていると非難。それに対してスペイン政府は声明を容認できないとし大使館の責任者を呼び出した。
イスラエル軍の攻撃が続くガザ地区では、亡くなる人が増え続けている。現地の保健当局は25日、これまでに5万6156人が死亡したと発表していて、カタール・アルジャジーラは、住民の避難場所に使われていた学校が攻撃されるなど26日だけで62人が死亡したと伝えている。
イスラエルとイランの停戦が続く一方で、ガザ地区でのイスラエルによる攻撃は止まない。イギリス・ガーディアンは、イスラエルとイランの攻撃の応酬が続いていた12日間だけでガザ地区では800人以上が死亡したと伝えている。この中にはイスラエル軍による空爆で死亡した人のほか、アメリカ主導の財団による食料配給所でのイスラエル軍の銃撃による犠牲者も含まれている。パレスチナ当局によると、25日夜入植者たちがラマラ近くの町を襲撃して、車や家に火を放つなどし住民側と入植者側で衝突となった。イスラエル治安当局が発砲して3人のパレスチナ人が死亡した。事件では5人のイスラエル人が逮捕された。
現在アメリカが25%の関税を課している自動車部品は332品目だが、さらに新たな部品が追加される見通し。アメリカ商務省は24日、25%の関税対象に新たな自動車部品を追加する手続きに入ったことを明らかにした。アメリカ国内の自動車部品業界から意見を聞いた上で種類を決定する構え。特定の部品に対する関税適用を要請した場合、商務省が60日以内に結果を出さなければならない。新たな品目が追加されれば韓国の部品輸出業者への打撃が懸念される。アメリカはすでに先月3日からエンジン、バッテリー、トランスミッションなどに25%の追加関税を課している。こうした中、ホワイトハウスのレビット報道官は来月9日までとしている相互関税の停止期限が延長される可能性があるとして「決定は大統領が出すもの」など述べた。アメリカは4月すべての国を対象に相互関税を発表したが、その13時間後には90日間の一時停止を発表。現在アメリカでは韓国をはじめ各国を相手に関税率などをめぐり交渉を繰り広げている。今月11日、トランプ大統領は相互関税の停止期限の延長の準備はしているが必要になることはないだろうと述べている。
金総書記がヨットに乗って竣工式へ。リ・ソルジュ夫人も約1年半ぶりに公式に姿を見せた。娘のジュエさんが事実上ファーストレディの役割をする間、一歩後ろに下がって静かに付き添っていた。特別ゲストに招待した北朝鮮駐在のロシア大使と挨拶。この観光地区の建設は金総書記が10年以上進めてきた宿願の事業。1年前から急速に工事が進んだことから北朝鮮兵士の派遣の見返りとしてロシアから受け取った物資が影響していると見られる。また、トランプ大統領が今年はじめに北朝鮮の宿泊施設について言及しており、米朝対話の糸口になるかも注目されている。専門家は「トランプ大統領は核を北朝鮮が放棄する場合、その見返りとして経済支援を行うと主張してきた」などコメント。
ニューヨークの民主党の市長予備選挙が火曜日に投票があり、勝つと思われていたクオモ前州知事が負けを認めた。圧倒的なリードをしたマムダニ。ニューヨークの歴史史上最も大きな逆転サプライズとも言われている。マムダニはソーシャルメディアを使うのが上手だった。
ニューヨーク・ブルックリン地区にある公園。先週の日曜日The Lay Outと名付けられた集まりがあった。ジューンティーンスに合わせてみんなで公園に集まっておしゃべりをしたり、のんびり過ごしたりすることが目的のイベント。会場の一角にスモールビジネスを営む黒人たちがファッションやアート、屋台料理など50のブースをだした。ブラックカルチャーの中から生まれてきたスポーツ。ストリートバスケやダブルダッチなどを楽しめるコーナーもある。このイベントは黒人以外の人の参加も歓迎している。このイベントを5年前に始めたエミリー・アナドゥさん。当時警察官による暴力で黒人が命を落とした事件をきっかけに「Black Lives Matte」の運動が急拡大。エミリーさんは互いを支え合うコミュニティが必要だと感じていた。この日、ひときわ人気のブースがあった。グリルズと言われる歯につけるアクセサリーを作る出張サービス。黒人ラッパーが始め、いまや世界中の若者たちに人気のファッションアイテムになっている。
マイケルさんはラッパーが口によく付けているアクセサリーについて「はめ込み型のアクセサリーがほとんどで、歯や唇にはほとんど負担がいない」など話した。
ザ・レイアウトの意味は主催者のエミリー・アナドゥさんが生まれ育ったアメリカ南部にあるザ・レットアウトという文化で、ナイトクラブで遊んだ後に皆で広い駐車場にあつまることが元になっているという。特に目的はなくその場にいることが重要で、聞こえてきた曲をみんなで歌ったりして喜びを共感するなどしてほしいという。
ブラック・ライヴズ・マター運動を経て警察がボディカメラを身に着けた事によって警察による黒人への暴力はほとんど無くなったものの、経済的差別などは依然として根強いという。
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中国が主導し、今年12月で設立10年目を迎えるAIIBの年次総会が北京で開催された。総会で中国の李強首相が加盟を承認した国と地域が当初の57から110まで拡大したことを念頭に、「金融面の新たな国際モデルを築いた」、「中国はAIIBの次の10年の発展を支援し、引き続き世界経済に深く溶け込んでいく」など演説した。AIIBを巡っては中国が国際的な影響力を拡大するために利用するのではないかという警戒感も根強くある。
今年1月に中国のスタートアップ DeepSeekが低コストの生成AIを発表するなどAI分野での開発競争が激化する中で、25日にアメリカ議会が中国製AIの連邦政府内での使用を禁止する法案が超党派で提出された。DeepSeekの生成AIを巡っては既に一部政府機関や州政府で支給デバイスでの使用が禁止されている。今回の法案では禁止対象のAIでも研究・テロ対策目的での使用は例外的に認めるとしている。
2022年に東南アジアで医療用大麻を初めて解禁したタイでは関連規則が不整備となっていたため医療用大麻を娯楽目的で購入するケースが相次ぎ、規制強化を訴える声が上がっていた。こうした中タイ政府は購入時に医師の処方箋提出を義務付けるなど、再び規制を強化する方針を示した。タイではカンボジアとの国境問題をきっかけに大麻推進派の政党が連立与党から離脱し、一転して規制強化の方向に向かった。一方急激な規制強化によって大麻業界の雇用破壊に繋がるとの意見もあり、タイ経済全体に悪影響を及ぼすのではないかという懸念の声も出ている。
ヒトの遺伝子を操作することで難病の新しい治療法の開発につながるのではないかとして注目される「ゲノム編集」のプロジェクトが英・ケンブリッジ大学で始まった。幅広い応用が期待できる一方、倫理的な問題も指摘され議論になっている技術だけに、英BBCは賛成と懸念の声を合わせて伝えている。能力を高めたヒトや殺傷能力の高い生物兵器など悪用される懸念が指摘されている。世界最大の医療慈善団体「ウェルカム財団」は医療に対するメリットがリスクより大きいと判断し、研究への資金提供を決めた。
望月さんは明日から取材でブラジルへ行くとのこと。
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- BRICSリオデジャネイロ(ブラジル)
チリ・オソルノでは今年で3回目となるチョコレートフェスティバルが開催。料理人や彫刻家などが集まり「アンガス牛」の彫刻を作り上げた。イベントの最後には彫刻を砕いてチョコのオークションが行われ、売り上げは病気の子供たちに全額寄付されたという。
「時をかけるテレビ」の番組宣伝。