2022年に東南アジアで医療用大麻を初めて解禁したタイでは関連規則が不整備となっていたため医療用大麻を娯楽目的で購入するケースが相次ぎ、規制強化を訴える声が上がっていた。こうした中タイ政府は購入時に医師の処方箋提出を義務付けるなど、再び規制を強化する方針を示した。タイではカンボジアとの国境問題をきっかけに大麻推進派の政党が連立与党から離脱し、一転して規制強化の方向に向かった。一方急激な規制強化によって大麻業界の雇用破壊に繋がるとの意見もあり、タイ経済全体に悪影響を及ぼすのではないかという懸念の声も出ている。