NATOの首脳会議に出席した欧州の首脳は26日ブリュッセルでEUの首脳会議に参加。今回の議題は防衛強化の戦略とアメリカとの貿易戦争。そして、カギとなるのが7月9日。今回はトランプ大統領が示した7月9日の関税の猶予期限を前に最後となる首脳会議。各国首脳は残る2週間でアメリカと合意に達すると信じていて、国防費の増額に難色を示したスペインに対するトランプ大統領の脅しは協議に影響しないと見ている。関税の脅威について欧州は団結しているがイスラエルとの協力協定については異なる。外交上級代表は報告書でイスラエルによる人権侵害の疑いを指摘したが首脳会議は抗告内容を考慮するという内容にとどまった。スペインのサンチェス首相はイスラエルとの協定の即時停止を求めるともにロシアとイスラエルに対するEUのダブルスタンダードを批判。ただ、協定を中止するには全会一致が必要だが、今のところ全会一致には程遠い状況。サンチェス首相の発言についてイスラエル大使館はイスラエル悪魔化し、歴史的に間違ったがわに立っていると非難。それに対してスペイン政府は声明を容認できないとし大使館の責任者を呼び出した。
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