先週行われた世論調査では、ケイコ氏がリードしているものの、その差はわずかとなっている。ケイコ氏は1回目の投票で僅かの差で3位となり敗れた同じ右派の候補者から支持を得て、さらなる支持層の取り込みを図っている。一方サンチェス候補も決選投票に向けた公約を発表。日本・アメリカ・中国などと友好関係を重視すると明記するなど、急進的な印象を和らげ支持の拡大を図っている。ペルーは、経済面では中国、安全保障面ではアメリカと、南米各国と比べ比較的アメリカと中国どちらかに偏ることなくうまく関係を維持してきた。このため多少の温度差はあるが、いずれの候補者もバランス型の外交を模索すると見られる。ペルー周辺国では、エクアドル・ボリビア・チリなどが親米や右派の政権になっている。先週末行われたコロンビアの大統領選挙では、いずれの候補者も当選の要件を満たさず決選投票となり、親米右派の候補者が左派の候補者を抑えて首位。ペルー、コロンビアの両国で右派が勝利すれば、南米の太平洋側の国は全て右派となり、この地域での影響を強めたい米トランプ政権の影響力がさらに強まる可能性がある。
