1957年アメリカに進出したキッコーマン。粘り強い営業で市場を開拓。世界100か国以上に進出を果たした今、人口14億世界一の市場インドに挑んでいる。託されたのは海外事業部の田島圭。田島さんは醤油不毛の地アフリカ・ケニアに単身で乗り込み市場を切り開いてきた。信条はかつての先輩たちと同じ「粘り強い営業」。しかし「諦めない」田島さんでもインド攻略には高い壁があった。スパイスを使う食文化を前に醤油が入り込む余地はなく会社は一度撤退していた。2019年、田島さんは現地の家庭を一軒一軒回った。調査の結果インド中華がはやり始めていることを知る。中華であれば日本の醤油と相性がいいはずと田島さんすぐさま現地スタッフと共に醤油の売り込みに走ったが店のオーナーはなかなか会ってくれない。使ってくれれば醤油の魅力は伝わるはずと田島さんは粘り強い営業を続ける。ある日ギョーザにトウガラシのソースをたっぷりつける客を見た田島さんはアイデアがひらめいた。醤油に大量のトウガラシとニンニクを漬け込んだのを老舗レストランに持っていき、これをきっかけに契約が成立。初めて訪れてから4年、粘り強さでインド攻略の扉を開いた。