慎太郎が岩を持ち上げると、そこにはたくさんのケフサイソガニがいた。ケフサイソガニは15年前、初上陸のときに見つけた最初の生物だった。最初はケフサイソガニが1匹いればいいと言われていたが今では、どの石を上げても大量にいる。さらに綺麗な環境でしか生きれないイソガニも増えていた。カニは海のお掃除屋さん。もし魚が死んでそのまま放置されるとやがて腐ってヘドロの元に。さらには病原菌の発生源にもなる。しかしカニがいると死んだ魚を食べてキレイにしてくれる。干潟から深海まで、キレイにする生き物は必ずいるという。
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