宅配業者へのカスハラが深刻化している。厚労省の初の実態調査で宅配業界で働く人の43%が「カスハラを経験」と回答。厚労省が業界を絞らない調査ではカスハラを受けたとの回答は11%で、宅配業界の割合の高さが浮き彫りになっている。具体的な事例では再配達の時間を細かく指定する客が一定数いるとして、断る度に「アホ」「使えない」と罵声されるケースもある。他にも営業時間外の配達を要求したり、「今すぐ持ってこい」と要求する例もある。一方で、大手から委託の業者は「面倒な取引先」と契約を切られる恐怖から被害を訴えにくいという現象もある。欧米では配達日時を指定するサービスは「有料」とする宅配業者が一般的。カスハラが横行する理由について、成蹊大学・原昌登教授は「手厚いサービスを享受する中で事業者への敬意が薄れるようになったのでは」と指摘している。(読売新聞)。
