水道メーターを盗んだ男2人はその後逮捕・起訴され現在も裁判は続いている。鵜飼さんによる解説。水道メーターには銅が多く使われていて被害が相次いでいる背景について警察庁は「一概には言えないが銅の価格高騰も一因にあると考えられる」という。銅の高騰理由は円安や中東情勢など地政学的リスクの高まりもあるが素材としての重要性が高まっていることが考えられる。銅は電気自動車のバッテリー、AIのデータセンターに必要な部品などにも使われていて需要が高まっている。銅取引の基準となる価格が6年前は1トンあたり75万円だったが今年9月には3倍以上になっている。捜査関係者は換金目的での窃盗が増えているとみている。広島では今月3つの市や町で計75個がなくなっているのが確認された。また水道メーターは部屋の外に設置されていることが多く盗まれやすい。また静岡県では犯人が地図アプリで公営住宅を検索し犯行に及んでいた疑いがある。公営住宅は防犯カメラなどがないところが多く敷地内に侵入しやすく、郵便受けなどから空き部屋を確認しやすくまとまった数を盗めるため狙われやすい。自治体などでは空き部屋の多い公営住宅の巡回を強化するなどの対応を始めている。また盗まれた金属を流通させない取り組みも進められている。また太陽光発電施設から銅線ケーブルが盗まれる被害が相次いだことを受け、取引の際相手方の本人確認を実施するなどを義務付けた「金属盗対策法」が今年6月に全面施行された。金属リサイクル業者でつくる団体は業者間の連携を強化し盗品の買取を未然に防いでいきたいとしている。
