去年、地震と豪雨という二重の災害に見舞われた石川県・能登半島。今なおライフラインが寸断された長期避難世帯と呼ばれている地域に暮らしていた男性の思いを聞いた。土砂崩れの爪痕が残る輪島市の仮設住宅を訪ねた。高野皓さん(80歳)は仮設住宅に1人暮らし。地震から半年後に仮設住宅に入居。自宅は地震で半壊。復旧までに約4年かかるという。高野さんの自宅は長期避難世帯に認定されている。地震で道路などに大きな被害が出たため、復旧工事が進まない地域。自宅の近くは、地震の約9ヶ月後の豪雨で大規模な土砂崩れが発生。二重災害に苦しめられる地域。自宅は地震以降、停電と断水が続いている。さらに携帯電話の電波も来ていない。自宅は半壊。工事業者が足りないため、壁のシート張りも家の片付けも1人で行ったという。長期避難世帯は復旧するまで4年。複雑な思いがある。高野さんは「被害が甚大で4年かかるのも納得できる。でも思いとしては一日も早く戻って生活したい」などと話した。この集落では全37世帯が長期避難世帯に認定。長期避難世帯の苦しみを知ってほしいと高野さんは考えている。輪島の今を知ってほしいと願う人は他にも。輪島市観光協会事務局・橋爪朱文さんは「まだこんな状態なのか、復興の流れを見て、頑張っている市民を応援していただけたら」などと話した。輪島市の民間企業では、市内を巡るツアーを実施。輪島を代表する観光名所だった輪島朝市は、笑顔いっぱいの場所だった。輪島朝市は、輪島市のショッピングセンターで続けられている。
