今年4月に佐賀・白石町で生まれた国の特別天然記念物コウノトリのヒナとその母親の2羽の愛称について、町はヒナが「かれん」、母親が「つむぎ」に決まったと発表した。白石町では国の特別天然記念物のコウノトリのペアが高さ10メートルほどの電柱の上に巣を作り、4月にヒナの誕生が確認され先月28日、雌のひな1羽が巣立った。コウノトリが巣立ったことが確認されているのは九州ではこのペアだけで、町はコウノトリに愛着を持ってもらおうとこのヒナと、これまで名前が決まっていなかった母親の2羽の愛称を募集した。その結果、町民76人から応募があり町は、きょう選考委員会で選ばれた2羽の愛称を発表した。町内でコウノトリのヒナが巣立ったのは2年連続で当面、巣を拠点に周辺で餌を探しながら過ごすと見られるという。