政府が放出する備蓄米の入札がきょうから始まる。きょうから始まる初回の入札では2024年産の10万トンと2023年さんの5万トンが対象。コメの銘柄は41品種。農林水産省によるとコシヒカリやあきたこまちなど一般家庭向けのコメと外食などで使われる業務用のコメとで偏りがないように選んだという。スーパーなどの店頭や飲食店には今月下旬から来月にかけて出回る見通しだが、備蓄米が出回るとコメの価格は下がるのか。番組が首都圏のスーパー7社に話を聞くと「下がる」と答えたのは1社のみだった。「変わらない」が4社、「分からない」が2社だった。荒幡さんは「量が増えると下げる方向に圧力が働くことは間違いない。ただ量はもっと多く出してほしいという声が業界から聞こえるので、そんなには下がらない。今回の放出の目的は端境期の品切れを防ぐこと。」などと説明した。放出される備蓄米はブレンドされて売られる可能性があるが、2024年産と2023年産で品質的に大きな差はない。