ハーバード大卒・パックンが解説。「DIE WITH ZERO」は生きているうちに財産を使い切り「残高ゼロ」で死ぬことを提唱し、日本でも翻訳本が50万部超のベストセラー。背景には富の増加やコロナ禍を経て起きた価値観の変化(働き方の見直し、体験の重要性)、老後の常識を疑問視する風潮がある。アメリカ世帯財産の分布を見ると50年前に比べて中間ラインは約4倍、上位10%ラインは約6.5倍に増加している。パックンが共感したのは「モノより経験」「オートパイロット(自動運転モード)を外してしっかり考えて生きる」「人生の残り時間を意識する」「資産を減らすポイントは45~60歳」「早めの生前贈与」、一方「若いうちは借金してでも経験を積むべき?」「使わない金を稼ぐのは無駄?」には異議あり。きょうのパックン視点「資産は持参できない(あの世に)!」。
