ウッドフォード理論のインフレ予想について、渡辺努さんは「経営者が将来物価が上昇すると予想し、自社製品の価格を引き上げたいと考えると、多くの企業で同じ考えになりインフレ率が高まる。ポイントは、インフレ予想の上昇は企業の価格決定に直接影響を及ぼすことと、企業のインフレ予想である」と語った。ウッドフォード理論のフォワードガイダンスについて、渡辺努さんは「資産家が歪めてしまうリスクがあると早い段階から警鐘を鳴らしていた。フォワードガイダンスが必要となるのは危機対応的な状況で、一つは供給ショック、もう一つはゼロ金利。」と語った。ウッドフォード理論の自然利子率について渡辺努さんは「自然利子率の計算は、どこに行き着くか分からない。人のよって結構差がある。金利の足元の水準は分かっているから、分からない自然水準に近づいていこうとしているのが今やろうとしていること」と語った。
