去年10月時点で、全国6000社を対象に実施され、3000社余りから回答を受けた調査では、課長級以上の管理職に占める女性の割合は、12.7％で、前年比で0.4ポイント増加した。調査開始の平成21年度以降最も高くなったが、13年前から2.5ポイントの上昇にとどまっている。規模別では、規模が大きい企業の方が割合が低い傾向にある。国別でみると、にほんは、先進各国の中でも低い水準となっている。さいたま市にある従業員数約1300人の団体では、女性職員同士の交流会や育児との両立に向けた研修を実施し、女性管理職など身近なロールモデルと接する機会を新たに設けている。この団体の3月時点の女性管理職の割合は、17.7％で、国が公表した割合を5ポイント上回った。担当者は、様々な管理職が出てくることで、相乗効果が生まれるといいなどと話した。