高収入の人はわずかで、平均月収約10万円。にも関わらず、日本より物価が高いトンガ。街中を歩いているとお葬式に遭遇した。トンガでは、黒の衣装に植物繊維で編まれた腰巻きを着用するのが正装。故人との関係が深いほど、大きいものを身につける。亡くなったのは、牧師をしていた80歳の男性。多くの人に慕われていたこともあり、参列者は200人近く。トンガは土葬が一般的。葬儀が終わると、参列者が棺をお墓まで運ぶ。そんな中、専門的な機材を取り付けたカメラマンがいる。。彼らは葬式を生配信していた。トンガは海外に出稼ぎに行っている人が多いため、その人達からの依頼で生配信している。国内の産業が限られていることから、海外への出稼ぎ・居住する人数は、およそ10万人以上。それは、トンガ国内に暮らす人数とほぼ同じ。トンガはGDPのおよそ4割を海外からの仕送りに依存している国。日本と比べて平均月収は安いが、物価は高い。そんな環境でもトンガの人たちが生きていけるのは、海外への出稼ぎが関係していた。突然の訃報があっても、海外からすぐには帰れない、せめて一緒に弔いたいという思いから、葬式生配信の依頼が来る。では、この葬式生配信、給料はいくらなのか。時給制でやっていて、1時間で2万5000円。1日でトンガの平均月収の2倍を稼ぐ日もある、かなり稼げる仕事だった。トンガの香典返しは、豚・牛・鶏の生肉。肉が好きなトンガ人、感謝を伝える贈り物として、一番喜ばれる。大量の洗濯物が乾かされてる場所を見つけた。洗濯物ではなく、すべて売り物だった。物価が高いトンガでは、副業も大事。こちらの夫婦は、月に1度アメリカに暮らす親戚から、大量の古着を送ってもらう。それを家賃がかからない、自宅の敷地で販売し稼いでいる。大きな通り沿いだから、よく車が止まってくれて結構売れる。売れる日は1日7万円。1か月で、56~70万円稼いでいる。出稼ぎ大国トンガでは、お金を送金してもらうだけでなく、物を送ってもらって稼ぐ人も結構多い。
