パリ五輪・体操男子団体・個人総合・鉄棒で金メダルを獲得し、52年ぶりの3冠を達成した岡慎之助選手。15歳でジュニア世界一となり、3歳上の橋本大輝選手の背中を追いかけてきた。岡選手は2年前に右足前十字靭帯を断裂し、そこから怪我の原因になった着地を見直してきたという。一方、大会直前に右手の中指を痛めていた橋本選手は、五輪本番でも本調子じゃない中で岡選手を励まし続けた。岡選手は橋本選手の言葉が「力になりました」などと話している。そして岡選手が金メダルを獲得したことについて橋本選手は「悔しい気持ちより幸せすぎて涙が出た。彼の努力と諦めなかった強さに感動したし、一緒に戦えるように自分も鍛え直していきたい」などと話した。