”マイトガイ”小林旭(86)。デビュー70周年を控え、自身の回顧録「 マイトガイは死なず」が発売中。本の帯には「今だから明かせる破天荒な秘話の数々!」の文字。石原裕次郎さん、美空ひばりさんなど昭和のスーパースターとの交遊録が数多く記されている。番組は小林さんに昭和の武勇伝を聞いた。1956年、日活ニューフェイスに合格。石原裕次郎さん主演映画「錆びたナイフ」で銀幕スターの仲間入り。その後、歌手としても「熱き心に」など次々と大ヒット、大スターになった。在米日系人がレコードを買い、アメリカで売れたレコードの印税が貯まり、約2700万円を使うためにハリウッド映画の撮影現場に見学に行ったという。小林さんの歴史を遡る上で欠かせない存在なのが”マイトガイ旭”・”タフガイ裕次郎”と人気を二分した裕次郎さん。裕次郎さんからの忘れられない一言が『この仕事は男一生の仕事じゃねぇぞ、役者なんて早くやめた方がいいぞ』。裕次郎さんと同じく生涯現役という意識はないが、”黙って消えるわけにはいかない”と語る小林さん。去年9月には階段から落下し坐骨を圧迫骨折するという大怪我をしていた。「痛い」と語るものの、その翌月にはコンサートを開催。リビングで簡単にできるトレーニングは毎日欠かさないという。昭和の時代に沢山の武勇伝を持つ小林さんだが、現在はどんな生活をしているのか。最近はUber Eats。見ているだけでも楽しいという。どんな美味しいものを食べても、昭和の黄金時代に食べたものには叶わないというが、今は韓国のインスタントのクッパ。今後の野望に関しては、これから何かをやりたいというのはないが、小林旭という名前のもとに培ってきた過去のもので、それを一つの楽しみとしながら、エネルギーに変えている多くの人がいてくれれば、その人たちのために満足してもらうものを提供していこうと、それができれば一番だという。