サグラダ・ファミリアの入り口を飾る生誕のファサードは、 生まれたばかりのイエス・キリストを抱く、聖母マリア。育ての父のヨセフが見守っている。その頭上で新たな命の誕生を祝福するように天使が歌ったり、ファゴットやハープで音楽を奏でたり、イエスの誕生から幼少期の物語を描いている。聖母戴冠の上には生命の象徴とも言われる、糸杉の彫刻が。白い鳩は、純血を意味している。生誕のファサードは、サグラダ・ファミリアの中でガウディが自ら設計し完成に近い姿まで見届けた数少ない場所。壁面に覆い尽くす草花のような彫刻は小さな鳥もいる。それらがものすごい密度の塊となって圧倒的な質感で迫ってくる。
