2026年3月14日放送 22:00 - 23:00 テレビ東京

新美の巨人たち
【スペイン奇想建築の旅!磯村勇斗が「サグラダ・ファミリア」へ】

出演者
 - 
(オープニング)
今回は…

今回は磯村勇斗がスペインのサグラダ・ファミリアを訪れる。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
オープニング

オープニング映像。

新美の巨人たち
ガウディ「サグラダ・ファミリア」磯村勇斗“奇想建築”に挑む

スペインのなるセロナはアートの都で、建築学校の壁面にはピカソの絵が。並木通りにはミロの作品が。磯村は時間があれば美術展をめぐり、作品をコレクションするほどアート好き。この町でどうしても見たいものがあったという。今日の作品はアントニ・ガウディ設計のサグラダ・ファミリア。聖なる家族を意味している。

キーワード
Leica M9RICOH GRアントニ・ガウディサグラダ・ファミリアジョアン・ミロバルセロナ(スペイン)パブロ・ピカソ森山大道池田満寿夫青い椅子
「サグラダ・ファミリア」 ガウディ没後100年…未完の教会

サグラダ・ファミリアは天に向かってまっすぐ伸びる塔。完成すると全部で18本に。キリスト教の世界を表現している。一番高いイエスの塔を中心にマリア、4人の福音史家と12使徒。1882年に着工しガウディの死後100年経った今も建設が続けられている。時の移ろいと共に姿を変えながらバルセロナ普遍のシンボルに。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
ガウディ「サグラダ・ファミリア」“生涯のファサード”装飾のナゾ

サグラダ・ファミリアの入り口を飾る生誕のファサードは、 生まれたばかりのイエス・キリストを抱く、聖母マリア。育ての父のヨセフが見守っている。その頭上で新たな命の誕生を祝福するように天使が歌ったり、ファゴットやハープで音楽を奏でたり、イエスの誕生から幼少期の物語を描いている。聖母戴冠の上には生命の象徴とも言われる、糸杉の彫刻が。白い鳩は、純血を意味している。生誕のファサードは、サグラダ・ファミリアの中でガウディが自ら設計し完成に近い姿まで見届けた数少ない場所。壁面に覆い尽くす草花のような彫刻は小さな鳥もいる。それらがものすごい密度の塊となって圧倒的な質感で迫ってくる。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
ガウディ「サグラダ・ファミリア」樹木のような構造の謎

サグラダ・ファミリアの中には樹木のような太い柱が高いところでは60mもある天井を支えている。その先端が枝分かれして、幾何学模様の深い茂みに潜り込んでいくかのよう。大空間を支える柱は36本。色とりどりのステンドグラスから刻々と移ろう光が差し込んで、まるで木漏れ日のように天井に光の半纏を作り出している。ステンドグラスはガウディが亡くなったあとに意志を継いだカタルーニャの芸術家が設計した。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアジョアン・ビラ=グラウバルセロナ(スペイン)
ガウディ「サグラダ・ファミリア」 技術と精神…継承の謎

サグラダ・ファミリアの生誕のファサードの反対側にやってきた磯村。キュビズムの影響を受けた幾何学的な彫刻は受難のファサードでガウディの死後に制作されたもの。ユダの裏切りから始まり、イエスの最後へと向かう2日間の物語が描かれる。ガウディはサグラダ・ファミリアの詳細な設計図を残していないが、着々と建築が進む大きな秘密があった。建築家の田中裕也さんは、ガウディ・コードという本を執筆。

キーワード
アントニ・ガウディガウディ・コード ドラゴンの瞳サグラダ・ファミリアジュゼップ・マリア・スビラックスバルセロナ(スペイン)
ガウディの真実に迫る暗号 「ガウディ・コード」とは?

田中裕也さんは様々なガウディ建築を計測し独自の図面を作成してきた。3mにわたるサグラダ・ファミリアの図面は階段も彫刻も一つずつ粒さに観察してガウディの真意を読み解く研究を行ってきた。 入り口の亀の彫刻には口の中に穴が空いていたが、これは雨が降り、上に溜まっていた雨が落ちると亀の口から水が出る仕組みで建築の機能として役立っているという。他にも巻き貝、カエル、カメレオン、カタツムリなど水に関わる生き物が吐水口になっていた。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
ガウディ「カサ・バトリョ」“装飾のコード”を読みとけ!

ガウディはバルセロナにいくつもの建築を残している。サグラダ・ファミリアからおよそ2キロ離れたバルセロナ中心部にあるカサ・バトリョ。ガウディが50代前半に繊維業を営むバトリョ家の邸宅を改築した。6階建ての建築はガウディが手掛けた中で特に装飾性の高い作品。大きくうねった屋根からは十字架のついた小さな塔が飛び出している。その中は、かつて住宅として使われ、現在は展示・見学施設として公開されている。曲線を描く階段に、体を包み込む暖炉がある。客間の天井は大きく渦を巻いており、ギロチン窓がついている。さらに青いタイルの吹き抜け空間があり、光の届きにくい仮想空間はタイルの色を明るく。窓は大きめに光があふれる上にくほど濃い色に窓は小さめになっていく。ガウディの建築は表面にあらわれているものすべてに意味がある。

キーワード
アントニ・ガウディカサ・バトリョサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)

ガウディの成熟期の住宅建築のカサ・バトリョ。過剰とも思える装飾が施されているが、その屋上もまた装飾が変わっている。田中さんによるとカタルーニャに伝わるある神話をイメージしている。

キーワード
アントニ・ガウディカサ・バトリョバルセロナ(スペイン)
ガウディ「カサ・バトリョ」“装飾のコード”答えは…

サン・ジョルディの伝説は恐ろしいドラゴンが人々を苦しめた時代に、生贄として捧げられた王女の命を救おうと一人の騎士が戦いを挑む。剣でドラゴンを一突きするとその力で赤いバラが咲いて騎士は王女にその薔薇を贈った。この愛と勇気の物語はサン・ジョルディの日となり、カタルーニャで親しい人に本やバラを贈り合う日になっている。建物にはそのドラゴンの様相を表現していると田中さんは答えた。屋上に突き出た十字架のついた塔は騎士の剣で、それがドラゴンの体に深々と刺さっている。先程のギロチンなどはドラゴンの口で、奥に見える螺旋の天井は、上あごをイメージして作られたのではないかとされる。

キーワード
アントニ・ガウディカサ・バトリョサン・ジョルディの日バルセロナ(スペイン)
ガウディ「サグラダ・ファミリア」すべての装飾に壮大な意味

サグラダ・ファミリアは生誕のファサードに刻まれたイエス・キリストの物語。周囲に生きとし生けるものたちが施されている。東に向いた生誕のファサードは命の象徴とすれば、西側に作られた受難のファサードは生の終わり。過剰なまでの装飾でガウディが表現したものとは?すべての装飾は仰ぎ見る人々にひらかれた石造りの聖書の役目だという。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
ガウディ「サグラダ・ファミリア」奇才の人生

街の広場には建築家になったばかりのガウディが手掛けた街灯が残っている。1852年にスペイン北東部のレウスで銅細工職人の家に生まれた。幼い頃からリウマチを患い、回りの自然をじっと見つめて過ごす日々だったが、建築家を目指したガウディは22歳で自らの原点とも言える場所に身を置いた。バルセロナから北西の60キロにある岩山が。キリスト教の聖地とされるモンセラット。その山の中腹にある、修道院の装飾に携わった。サグラダ・ファミリアはモンセラットを思わせると神父は答えた。

キーワード
アントニ・ガウディゴシック地区(スペイン)サグラダ・ファミリアボケリア市場モンセラットレイアール広場レウス(スペイン)
ガウディ「カサ・ビセンス」初期の建築…その特徴

ガウディの初期の建築のカサ・ビセンスはガウディらしさが装飾に表立っている田中さんはモロッコカーネーションと言う花をあしらったタイルがあるが、これは実際に咲いていた花だったと紹介。ガウディのサグラダ・ファミリアの建築が始まったのは1882年。当初は伝統的なネオゴシックの教会になる予定だった。しかし、それを設計した建築家がわずか1年で退任。

キーワード
アントニ・ガウディカサ・ビセンスサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)モロッコカーネーション
ガウディ「サグラダ・ファミリア」 究極のゴシック教会を目指す

若干31歳のガウディに白羽の矢が立った教会の建設。主任建築家に就任すると、まだ何もなかったこの場所にガウディは壮大な構想を考えた。今まで誰も見たこともない究極のゴシック教会を作る。そしてサグラダ・ファミリアのプロジェクトと並行して、複数の建築も手掛けていった。サグラダ・ファミリアから南西におよそ20キロにはコロニア・グエル教会がある。

キーワード
アントニ・ガウディカサ・カルベットカサ・ミラグエル別邸コロニア・グエル教会サグラダ・ファミリアサンタ・コロマ・デ・セルベリョ(スペイン)バルセロナ(スペイン)
ガウディ「コロニア・グエル教会」“構造のコード”を読みとけ!

コロニア・グエル教会は丘を削って作られた半地下の作りになっている。なぜ柱は斜めに弧を描いて作られたのか?色鮮やかなステンドグラスはガウディ装飾の特徴の破砕タイル。華やかに彩られたその中に入ってみると、天井を支える柱が樹木のように有機的なカーブを描く。その発注主はエウセビ・グエル。繊維業で莫大な財を成した。ガウディの才能に惚れ込み、有力なパトロンとなった。1890年代にグエルは自分の工場で働く労働者にその家族のために学校、医療機関、スポーツ施設を備えた産業コロニーを計画。そのシンボルとして、教会の建設をガウディに依頼した。ところが建築は進まず、その理由はサグラダ・ファミリアの地下博物館にある。コロニア・グエル教会を作るための模型があった。

キーワード
アントニ・ガウディエウゼビ・グエイコロニア・グエル教会サグラダ・ファミリア

コロニア・グエル教会の椅子は座る人の快適さを最優先に設計されているという。背もたれや緩やかに波打ち、座面は脚の位置にあわせて有機的に曲線を描いている。わずかにハの字なのは隣の人と距離を心地よく保つため。それは空間の設計でも同じで自然で無理のない形が美しいと考えたガウディはある実権を繰り返した。

キーワード
アントニ・ガウディコロニア・グエル教会サグラダ・ファミリア
ガウディ「コロニア・グエル教会」“構造のコード”答えは…

逆さ吊り構造実験はカテナリー曲線という、重力に従う自然な形であるために安定感があり壊れにくい。ガウディは、これを建築に応用するために重りをぶら下げて無理なく建物を支える構造を編み出した。模型を写真に撮り、反転させて理想のゴシック建築を自然の法則に従って生み出そうとした。教会の柱をみると、天井がカテナリー曲線で支えらていることがわかった。ガウディはこの実験を10年も続けた末に着工を行った。建設中には斜めになっ柱に不安を覚えた職人たち。ガウディは自らの柱に立って安全性を示したという。それがサグラダ・ファミリアで大きなスケールになっていった。

キーワード
アントニ・ガウディエウゼビ・グエイコロニア・グエル教会サグラダ・ファミリア
ガウディ「サグラダ・ファミリア」奇才の静かな最後

バルセロナ市内には、晩年のガウディがリウマチで自由の効かない体を引きずって歩いて通った場所がある。サン・フェリペ・ネリ教会はここにガウディの人柄を物語る絵が残されている。そこにはガウディの深い信仰をよく知る友人が彼の顔を聖人の顔として描いた絵がある。ガウディは晩年の20年間はこの教会で祈りのために訪れていたという。贅沢を捨てて結婚もせずにサグラダ・ファミリアの建設現場で寝泊まりする日々。1926年の6月7日にいつもと同じ教会へ向かう途中で事故で亡くなった。葬儀には多くの人々が参列しその死を悼んだ。ガウディは今サグラダ・ファミリアのちか聖堂に眠っているという。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアサン・フェリペ・ネリ教会バルセロナ(スペイン)
ガウディ「サグラダ・ファミリア」 “継承のコード”を読みとけ!

ガウディの生前、サグラダ・ファミリアで完成していた塔は、たった1本だった。突然の死から100年。磯村勇斗が訪れ、その時完成していた最も高いイエスの塔は2週間後にそこに十字架の飾りが新たに設置された。サグラダ・ファミリアは172.5m。世界一の高さを誇る教会に。ガウディ直筆のスケッチの模型はスペイン内戦などの影響でその多くが失われてしまっている。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
1 - 2

© 2009-2026 WireAction, Inc. All Rights Reserved.