ガウディはバルセロナにいくつもの建築を残している。サグラダ・ファミリアからおよそ2キロ離れたバルセロナ中心部にあるカサ・バトリョ。ガウディが50代前半に繊維業を営むバトリョ家の邸宅を改築した。6階建ての建築はガウディが手掛けた中で特に装飾性の高い作品。大きくうねった屋根からは十字架のついた小さな塔が飛び出している。その中は、かつて住宅として使われ、現在は展示・見学施設として公開されている。曲線を描く階段に、体を包み込む暖炉がある。客間の天井は大きく渦を巻いており、ギロチン窓がついている。さらに青いタイルの吹き抜け空間があり、光の届きにくい仮想空間はタイルの色を明るく。窓は大きめに光があふれる上にくほど濃い色に窓は小さめになっていく。ガウディの建築は表面にあらわれているものすべてに意味がある。
