これから迎える年末年始。食卓に彩りを加えるイクラだが、いま記録的な価格高騰と品薄に見舞われている。年々高騰するイクラの価格。豊洲市場のイクラ1kgあたりの平均卸売価格は7579円で去年の同じ時期よりも約1.8倍高くなっている。背景にあるのはサケの歴史的な不漁。海水温の上昇などが理由。一昨日時点で今年の来遊数は約685万尾と平成以降で最も少ない見込みだという。品薄なのは年末多くの人で賑わう上野・アメ横でも。冷凍された在庫のイクラ。その産地を見せてもらうと海外産。国産イクラの仕入れ値は去年の倍以上に、10月から海外産に切り替えたという。年末年始は稼ぎ時だが持丸水産ではいまの在庫がなくなったら販売をやめる可能性もあるという。一方、影響はふるさと納税にも。返礼品の変更などの対応に追われている。北海道・別海町では不漁の影響で確保できたイクラが通常の2倍近い価格に高騰。国が定める返礼割合をオーバー。届けることができないという。町は寄付額を増額してイクラを受け取るか返礼品をホタテに変更するかなど選択してほしいとしている。正月商戦後に価格が落ち着くと言われているイクラ。専門家は「ふるさと納税によるイクラの引き合いが年々強くなっているのかなと。さらに国内ではインバウンド需要。高値がしばらく続くのでは」などコメント。
