10月の酒税改正に合わせ、ビールの新商品が続々と投入される。アサヒビールは通常5%のアルコール度数を3.5%に抑えたビールを発売。主力の「スーパードライ」に近い味わいを酵母の発酵度数を高めるなどして低アルコールでも実現した。サッポロビールは糖質とプリン体を低減したビールを日本で初めて発売する。糖質オフなどは第3のビールでは充実しているが、減税対象のビールでも健康を意識する層の需要を掘り起こしたい考え。両社とも主力商品と同価格帯を想定していて、減税後の価格で350mlが225円前後になる見通し。中室教授は「最近若い人たちはビールを飲まなくなっている。選択肢が広がるのは需要の掘り起こしには繋がると感じる。」とコメントした。