住友商事がセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂の買収を検討している。セブン&アイはコンビニ以外の事業を売却する方針を決定していて、先月中間持ち株会社を設立。関係者によると、この会社の株式の過半数を売却するための入札手続きに、住友商事やアメリカの投資ファンドKKR参加を検討しているとのこと。住友商事は食品スーパー「サミット」などを傘下に持ち、イトーヨーカ堂と商品開発や調達など相乗効果を見込む。セブン&アイはカナダのコンビニ大手から7兆円超の買収提案を受ける中、企業価値を高めるためにコンビニ事業に注力する方針。