ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで撮影された雲海は大気汚染による煙だった。白い霧に包まれたように見える街では人々がマスクをして歩く姿が見られた。サラエボにある救急病院の院長は、この1週間呼吸器疾患の患者が急増していると話す。最大の原因は、湿ったまきや石炭などを固形燃料として使用する家庭用小型ストーブで、サラエボは地理的にも山々に囲まれた谷間に位置しているため風が無ければ汚染された空気が数日間街に滞留する。地元当局は、EUの環境基準を満たさない自動車などの走行を禁止するなど緊急措置を講じている。
