サワーポメロは、いちき串木野市で約50年前から栽培されている特産の柑橘で、直径10センチから大きいもので20センチほどになる。きのうは、いちき串木野市の市来農芸高校の果樹園を地元の中学校の1年生60人余りが訪れ、農業科の高校生に教わりながら収穫を体験した。箱詰めのときなどにほかの実を傷をつけないように、収穫の際にははさみで実をいったん枝から切り離したあとに、へたの真上を平らに切る“2度切り”が大事だということで、中学生たちは1つ1つ慎重に収穫していた。サワーポメロは、収穫から1か月程度、倉庫で寝かせて熟成させると酸味がまろやかになり、甘さも増すということで、来月下旬ごろ店頭での販売が始まる予定だという。