サンキューマート商品本部・商品開発課・課長の松岡慎弥さんにキャラクターコラボグッズ開発の流れを教えてもらった。コラボするキャラクターが決定すると、開発担当が商品のアイデアを出し、デザイナーが具体的な商品に落とし込む。商品化の際にイメージ通りの仕上がりにならず苦労することも多いが、上から「こうして欲しい」は多くないので自分たちのやりたい物を具体化できる楽しさがあるという。キャラの形「ダイカット」のグッズ、キャラの世界観にあったグッズは商品化されやすい。松岡さんが印象に残っているのは「たまごっち」グッズ。サンキューマートで初めて平成レトロに着目した商品で2023年にコラボ第1弾を発売。現在まで定期的にコラボを実施。たまごっちコラボが成功したことで平成レトロ商品のラインナップ強化につながった。開発する上で390円の縛りは厳しいが、トートバッグは自信の一品だという。高価な麻素材を使用、チープにならない質感を追及した。トレンドが重要なのでSNSのリサーチには力を入れている。Xの方が伸びるキャラとInstagramの方が人気のキャラに分かれる。コア層に人気のキャラクターはXで伸びやすく、最近のトレンドのキャラはInstagramで伸びやすいという。アニメは毎クール10作品をチェックしている。