- 出演者
- 上垣皓太朗
上垣アナがやって来たのは初回以来となる原宿。同じ場所でオープニングを収録。「キャラグッズのコンビニ」と呼ばれる「サンキューマート」を訪れ、人気の秘密や毎週新商品を出す仕組みを取材する。
オープニング映像。日本のキャラクタービジネス市場は2.6兆円。世界IP売り上げランキングTOP10には日本のキャラクターが5つ(1位:ポケットモンスター、2位:ハローキティ、6位:アンパンマン、8位:スーパーマリオ、9位:少年ジャンプ)もランクイン。世界・日本ともに需要が伸びているキャラクタービジネス業界を上垣皓太朗アナウンサーが調査する。
上垣アナが「サンキューマート原宿表参道店」を訪れた。販売している商品は全て390円(税込429円)。入ってすぐの場所に前回取材したクーリア「しずくちゃん」が展開していた。スポンジ・ボブ、セサミストリートなどもあり、サンリオキャラクターとのコラボ商品も豊富。コンパクトな店内にキャラ商品が満載だった。お客さんにインタビューして店の魅力を聞いた。
関東エリア・マネージャーの松澤菜々さんにサンキューマートについて教えてもらった。テーマは「Be Smile,Be Kawaii」。全品390円でバラエティ豊かなアパレル雑貨を揃え87店舗を展開。2023年から2024年にかけ売上は約30%アップ。オリジナルのキャラ商品を豊富に取り揃える。全品390円にしたのは若い子でも可愛いグッズが買える値段に設定したいという創業者の思いに加え、サンキューにかけたという。昨年12月まで税抜390円より高い商品も販売していたが、原点回帰し現在は全商品を税抜390円で販売。今年1月は月間過去最高売上を記録した。人気No.1はエコバッグ。レジの待機列付近に置いている。小学生にはお弁当関連商品、中高生には鏡・前髪クリップ、大人には洗濯ネットが人気だという。サンキューマートは毎週必ずオリジナルのキャラクター商品を発売。多い時は月に8キャラ・200アイテムが入荷する。平成レトロ商品も多数展開。松澤さんが印象的だったのは「オシャレ魔女♥ラブandベリー」とのコラボだという。平成レトロ商品は当時の子どもの「憧れの対象」だったキャラクターとコラボ。松澤さんが買えずに我慢していたのは「たまごっち」だという。
小山毅志社長にサンキューマートの歴史を聞いた。2002年に大阪・アメリカ村に第1号店が誕生。現在とは異なり、古着とアメリカ雑貨を扱っていた。開店当初の写真を見せてくれた。390円という値段は変わらないという。大阪発祥ということで「ええもんを安く」をコンセプトに展開。仕入れだけでは満足できなくなり、2013年頃から自社開発のオリジナル商品を展開。2015年にHARIBOとコラボして大ヒット。ここからキャラクター商品を中心に方針転換した。産業能率大学の小々馬ゼミの学生とコラボして生まれた「顔隠し学生証ケース」は大ヒットし、最近再発売された。「キレイを持ち運べるヘアアイロン」もこのゼミとのコラボから生まれ、過去最大ヒットの110万個を売り上げた。利益率は低いが若年層来店のフック商品として販売。大学生とコラボすることで弟・妹など中高生の意見も取れるという。
サンキューマート商品本部・商品開発課・課長の松岡慎弥さんにキャラクターコラボグッズ開発の流れを教えてもらった。コラボするキャラクターが決定すると、開発担当が商品のアイデアを出し、デザイナーが具体的な商品に落とし込む。商品化の際にイメージ通りの仕上がりにならず苦労することも多いが、上から「こうして欲しい」は多くないので自分たちのやりたい物を具体化できる楽しさがあるという。キャラの形「ダイカット」のグッズ、キャラの世界観にあったグッズは商品化されやすい。松岡さんが印象に残っているのは「たまごっち」グッズ。サンキューマートで初めて平成レトロに着目した商品で2023年にコラボ第1弾を発売。現在まで定期的にコラボを実施。たまごっちコラボが成功したことで平成レトロ商品のラインナップ強化につながった。開発する上で390円の縛りは厳しいが、トートバッグは自信の一品だという。高価な麻素材を使用、チープにならない質感を追及した。トレンドが重要なのでSNSのリサーチには力を入れている。Xの方が伸びるキャラとInstagramの方が人気のキャラに分かれる。コア層に人気のキャラクターはXで伸びやすく、最近のトレンドのキャラはInstagramで伸びやすいという。アニメは毎クール10作品をチェックしている。
上垣アナがサンキューマートを取材した感想を語った。
- キーワード
- サンキューマート
「119エマージェンシーコール」の番組宣伝。
「千鳥の鬼レンチャン」の番組宣伝。