東京・池袋のサンシャイン水族館で行われているのが、真夜中のいきもの展。館内は、真夜中の生き物が暮らす自然界を再現している。入口にある水槽にいるのは、スライゴオオサンショウウオ。普段はじっとしていて、夜間に動き出して、カニなどを捕食するという。国内では2頭しか飼育されていない。原産地は中国で、乱獲などによって2019年までに絶滅したとみられていた。去年、サンシャイン水族館で、26年間チュウゴクオオサンショウウオとして飼育されていた個体を京都大学が調べたところ、スライゴオオサンショウウオだとわかった。各水槽の横にある紹介パネルは、入口にあったプロローグの続きになっていて、世界観に没入しながら生き物を観察できる。「トッケイ!」と鳴くトッケイヤモリや、洞窟に生息し、目を退化させた魚・ブラインドケーブカラシンなどを見学した。アカメアマガエルは、真っ赤な目で外敵を驚かせ、その隙に逃げる。日中は瞳を閉じ、体をコンパクトにして外敵から身を守っているという。夜の海ゾーンには、発光器を点滅させてコミュニケーションをとるヒカリキンメダイや、ネオンのような輝きを放つカブトクラゲなどがいる。エポーレットシャークは、歩くサメと呼ばれている。無酸素状態でも1時間生きられるという。夜の森ゾーンにいるのは、フクロウ。目が黒いフクロウは夜行性で、目が黄色やオレンジのフクロウは昼行性だという。
住所: 東京都豊島区東池袋3-1
URL: http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/aquarium/
URL: http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/aquarium/