テーマ「ガストロノミーツーリズム」。スペイン・サンセバスチャンに世界中からくる観光客の目当てが「食」。美食と観光を掛け合わせたガストロノミーツーリズムの代表的な街として知られている。この街を陰で支えているのが料理を学ぶ大学「バスクカリナリーセンター」。世界に通用するシェフを育て街のレストランのレベルを底上げしている。11月、東京・八重洲に初めての海外拠点を設立した。「ガストロノミーイノベーションキャンパス東京」と名付けられた施設で美食の街サンセバスチャンから一流のシェフや講師が来日し最新の調理機器などを使い世界の技術やトレンドを教えてくれる。誘致したのが大手ディベロッパー、東京建物。ガストロノミーを学ぶ食の拠点を誘致することで街全体の活性化を狙う。さらにここで育ったそれぞれのシェフが日本全国の地方で活躍し外国人にとって観光の目的になることも期待している。