生後2カ月のアメリカクロクマは4月にカリフォルニア州の国立公園で発見された際、周囲に母クマがいなかったため保護されたという。子グマの部屋には寂しがらないようにクマのぬいぐるみが置かれており、クマの着ぐるみを着た飼育員も。クマは人に慣れてしまうと野生に戻れないためで、サンディエゴ動物愛護協会では過去5年間で4頭の子グマを保護したができるだけ人と触れ合わせずに飼育してきた。今回保護された子グマは生後2カ月で、本来なら母グマがつきっきりで世話が必要であるため考えられたのが着ぐるみ飼育。アメリカクロクマは兄弟たちと遊びながら木登りや餌のとり方など生きる術を学ぶので、飼育員はぬいぐるみを使いながら子グマに教えているという。1年後には野生に戻す予定。