健康志向の高まりなどを背景にノンアルコール飲料の市場が拡大していて、大手メーカー各社は、開発を強化している。サントリーはきょう、都内で会見を開き、ノンアルコール飲料の商品開発やマーケティングなどを横断的に行う部署を来月設立すると明らかにした。国内のノンアルコール市場は健康志向の高まりなどを背景に拡大していて、会社の試算ではことし販売金額ベースで前の年に比べて10%増える見通し。これまで会社はビールやワインといったカテゴリーごとにノンアルコール飲料の開発担当者を配置していたが、新たな部署に集約することで商品のラインナップを大幅に拡充するなどして売り上げを前の年に比べて14%拡大させる計画。アサヒビールが主な酒類に占めるノンアルコールや低アルコール飲料の販売量の比率を来年までに20%に引き上げる目標を設定していて、各社の間で開発を強化する動きが活発になっている。