ウクライナ情勢を巡ってはトランプ大統領がゼレンスキー大統領とプーチン大統領の直接会談に向け調整を始めたと明らかにしている。こうした中、複数のウクライナメディアは21日、ゼレンスキー大統領の記者団への発言内容を報じた。この中でゼレンスキー大統領はプーチン大統領との会談に臨む用意があると改めて強調し、ロシア側が拒否した場合はアメリカに追加の制裁などで圧力を強めるよう求める考えを示した。また、開催地には欧州の中立的な立場の国が妥当だと示し、スイスやオーストリアを挙げた。このほかトルコでの開催も前向きな姿勢を示し、一部メディアが報じているハンガリーでの開催には否定的な考えを示した。一方、ロシアのラブロフ外相は21日の会見で、欧米がウクライナへの安全の保証を検討していることについて、ロシアの立場を尊重するよう重ねて牽制した。