25日、オーストリアでIAEAの総会が開幕。日本が処理水について説明した。これに対し中国代表団は「処理水を海洋放出しないよう努力すべきだ」などと反論。北海道根室市から約1000キロ沖合の公海で、中国漁船が日本の漁船と同じ海域でサンマ漁を行っていた。水産庁によると、この海域には中国漁船約150隻が停泊していて、漁船の数は処理水放出前と変わらず漁を続けているという。専門家は「禁輸は中国国民へのパフォーマンスという部分もあると思う」と語る。一方、日本産水産物を支援する動きもある。北海道森町の水産会社には、中国の禁輸を受けホタテの貝柱約250tが倉庫に積まれている。森町はこのホタテ約10万食分を業者から買い取り、学校給食として無償提供する方針を打ち出した。議会で可決されれば年内にも開始される見込み。