サンマを常設展示しているのがアクアマリンふくしま。サンマは飼育が難しい魚でウロコが剥がれやすいという。水族館まで運んでもわずかな光の変化などで驚き壁にぶつかって死ぬなど非常にパニックになりやすい魚で展示には不向きだという。アクアマリンふくしまでは世界初の卵からの孵化に成功している。サンマは卵を回収しバックヤードで孵化させ成長させ再び水槽に戻し展示するサイクルを回している。水族館の技術をいかしサンマの養殖技術の確立に向けた国内初の基礎研究も去年冬から始まっている。サンマの漁獲量は2008年から2022年までで約20分の1に減少した。山内さんは今あるサンマの水産資源を大切にしながらもここで培った飼育技術が養殖研究に活かせればと話していた。