26日、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂で会談を行ったトランプ大統領とゼレンスキー大統領。アメリカ仲介の和平交渉をめぐりゼレンスキー大統領は「最も確実な措置を講じることができるのはアメリカ」だと対応を求めている。一方、ロシアは譲歩の姿勢を一切見せていない。トランプ政権は「アメリカが発電所を所有することがウクライナのエネルギーインフラを支援する最善の方法」だと表明していたが、ロシアのラブロフ外相はザポリージャ原発をめぐり「そんな提案は受け取っていません」とのことで引き渡すことは「考えられない」とのことだった。またロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミアの扱いについては「議論されていない」とし「ロシアは自国の領土について交渉することはない」と強調している。ルビオ国務長官は「ウクライナとロシアの和平交渉が実を結ばないのであればアメリカは仲介を続けることはできない」と仲介をやめる可能性を改めて示した。こうした中、北朝鮮はロシアを支援するため兵士を派遣していたことを初めて認めた。また北朝鮮メディアはロシアのクルスク州完全奪還の発表に触れ、犠牲者が出たことも認めた。プーチン大統領は金正恩総書記と北朝鮮の国民に「心から感謝する」との声明を発表している。