認知症のポールは「若い頃、趣味でバンドをしていた。全部、私が局を作ってね。自然をテーマに頭に浮かぶものを曲にしている。思いついたら大急ぎでメモする。すぐに頭から消えてしまうので。きっかけはATMにお金をおろしに行ったとき」などと語った。臨床心理士は「ポールが病院にきたとき、すでに記憶力にかなりの障害があった。10年以上認知症を患っているようには見えない。ポールとトミーの中で不思議なことが起きている。トミーとポールは活動的に保っている可能性の一つは音楽。音楽にはなにか特別な力があるかもしれない」などと語った。