スタッフの本名を把握していたが、スタッフは楽天銀行のキャッシュカードは作っていなかった。なので「おかしいな」と気づけたという。また、「資金洗浄の罪が成立した場合、スタッフの名義の財産の凍結されると同時に逮捕・起訴される場合があります」と逮捕の可能性をスタッフ側にちらつかせた。このあと、「着替えと身分証をお持ちになって愛知県警まで出頭していただきたい。20日間の勾留は免れないと思います。本日こちらの対応は可能でしょうか」と言って、番組スタッフは「はいできます」と応じた。すると、相手はドギマギして電話を一方的に切った。棚瀬さんは「聞いた瞬間に詐欺電話であなたを容疑者だと思ってますよということは、証拠隠滅してください、逃げてくださいと言っているのと同じなので、このようなことは絶対言わない」という。突然電話を切ったことについて、棚瀬さんは「実際に出頭しますと言われると、実は困ってしまう。詐欺の犯人が警察にいるわけがないので、行きますと言われるとそこでシナリオが止まってしまう」とのこと。シナリオの最終的には、銀行口座が悪用されているから、銀行口座に入っているお金を警察の口座に一旦預けてくれれば、犯人とはみなさないとして、お金の移動に結びついてくるのだそう。同じ番組スタッフにその4時間後で、別の番号で別の声の主で男から電話があったという。1回目の共通点は、主犯格として出した名前が「タカギ・ユウジ」で、銀行名も楽天銀行ということ。これは棚瀬さんによると、同じマニュアルを使っているという。考えられる理由は、単純なオペレーションミスか、複数のチームが同じマニュアルを使用していること。
