「ワイルドライフ」の橋場利雄ディレクターが「サバンナにたくさん野生動物がいるのはなぜ?」と質問しゲストが答えを予想した。正解は奇跡の草「C4植物」が生えているから。農研機構の吉村泰幸研究員の解説。私たちが普段目にしているのはC3植物。過酷な状況でも生きられるように進化したのがC4植物。少ない二酸化炭素で十分な光合成ができるように進化したC4植物は体内に二酸化炭素を溜め込んで濃くしてから使うことができる。たくさんの光が必要なのでジャングルや森では生きられない。乾燥にも強い。サバンナに生える草の9割がC4植物。成長スピードも早いので草食動物が食べても足りなくなることはない。草食動物が増えると肉食動物も増える。セレンゲティ平原のヌーは150万頭以上の大きな群れを作りC4植物を求めて1年間で3,000kmを移動する。メスが出産準備に入るために行われることが分かった「オスのコーラス」の貴重映像を公開した。セレンゲティ国立公園から中継で草とシマウマの様子を伝えた。駐車場に生えているメヒシバ、エノコログサもC4植物。