力による現状変更は日本にとってもひと事ではない。アジアの海域では中国が領有権を主張、台湾への圧力といった動きを強めていて、緊張感が高まっている。こうした中、先月行われたのが、アメリカ軍が誇る世界最大級の空母カールビンソン、フランスの原子力空母シャルルドゴール、そして日本の大型護衛艦かが、この3つが参加する初の共同訓練。先月、海上自衛隊呉基地(広島・呉市)でバンキシャが乗り込んだのは、日本最大級の護衛艦かが。全長は248メートル、戦闘機の搭載に向け改修が進む事実上の空母。敵からの攻撃を迎撃する機関砲、艦対空ミサイルも搭載。このかがが今回、アメリカ軍とフランス軍との共同訓練に臨む。アメリカからは世界最大級の原子力空母カールビンソン。フランスは所有する唯一の空母シャルルドゴールを派遣する。空母化が進むかがが、アメリカとフランスの空母と訓練を行うのはこれが初めて。バンキシャが乗艦した日本最大級の護衛艦かが。最大14機のヘリを搭載可能、同時に複数のヘリを運用することができる。将来的には戦闘機も搭載し事実上の空母化が検討されている。乗艦する隊員はおよそ350人。24時間3交代制で任務に当たっている。