間取りには流行が見られるといい、浴槽・コンロの間口・バルコニーなどを排除することでリビングを広くする作りが令和の主流という。東京23区では新築マンションは値段が5割あがり、中古も6割以上となっている。住宅の専門誌・リフォーム産業新聞の担当者は資材高騰は落ち着いてきたものの、人件費が上がり続けているのが現状でありベランダやバルコニー、風呂場の鏡などが亡くなっているという。浴槽に浸からない人が増えていることが背景にあるのだという。東京は敷地が狭く価格も高くなることから、バルコニーなども排除した作りにしているのだといい、背景には部屋干しのニーズが高いことがあるといい、家賃も抑えられるという。ロフト付きワンルームの住民は浴槽がない方が安くていい、浴槽に浸かりたいときはスパに向かっているとの話が聞かれた。コンロを使わないという人の姿も見られ、調理家電とオーブンなどを使い分けているのだという。無水トマトカレーは調理家電に野菜と冷凍鶏肉を入れるだけで簡単に作れてしまうのだという。家電やポータブル電源などの投資は必要だったが、キッチンに立つ時間はへったことで便利さを感じているという。
家事を楽に行える家電も増えているという。トイレの便器が便器を自動で洗浄してくれるというものや、油煙を自動で洗浄してくれるもの、浴槽はオゾン水が吹くことでカビを防ぐことができるなど様々なものがあるのだという。食洗機もスライドオープンという引き出し型からフロントオープン型に切り替えることで多くの皿を入れられるようになった。ガス乾燥機も注目されているといい、電気式乾燥機よりも強い温風が吹くことで短い時間で乾燥させられるだけでなくふんわり仕上がる。本体・工事費で30万円ほどかかるものの突然の雨や花粉を気にする家庭に注目されているという。ガス乾燥機が特に注目されているのは沖縄で、塩気を含む雨も降る気候から20％の家庭が導入しているのだという。