静岡県清水区興津清見寺町の旧東海道沿いに店を構える「魚格出口鮮魚店」。店には刺身の他店内で調理されたフライやコロッケ、サバの煮付けなど、食卓を彩る惣菜が並んでいる。店主の出口強志さんは店の特徴について「刺し身なら白身。僕が白身が好きなもんでこういろいろこう他の店でもないようなものをちょっと揃えたい、自分が食べてみて美味しいじゃんと思えばお店で売る」と話していた。この店は出口さんで3代目、創業77年になる。戦後間もなく店を開いた当時は多くの商店が軒を連ね、店のすぐ前には海が広がっていた。昭和30年代まで興津には海水浴場があり多くの客でにぎわった。海を間近に育ってきた出口さんは美味しい魚の食べ方を追求している。出口さんオリジナルのアジのたたきは食感を出すために特製の生姜醤油で味付けした。
