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「シンフォニー吉田酒造」 のテレビ露出情報

福井県で去年9月に完成した酒蔵。地元で200年続く酒造会社と香港の企業が資本提携して建てた。つくられているのは輸出専用の日本酒。海外の人の好みに合わせて酒をイチから作った。酒造会社の社長・吉田由香里さんは海外に販路を拡大したいと考えた。香港側からは苦みを取り除いてほしいとの要望があった。これまでにない酒を作るために杜氏が試行錯誤すること2年。たどり着いたのは仕込みの際に乳酸菌を加えるという新たな手法。苦みを感じにくいスッキリとした酒を作ることに成功した。価格は国内向けより高い16,500円に設定。それでも海外の高級レストランやホテルとの契約が決まり、今では5か国に輸出している。さらに、新たな蔵では働き安い環境作りを徹底。蒸米など重いものを台車で運べるように蔵の中をバリアフリーにしたり、温度はセンサーで管理するなどして深夜の作業をなくした。一方で、日本の酒の要であるこうじ造りの伝統は残していきたいと考えている。
若者たちを引き付ける新たな酒も生まれている。先月、秋田県で行われたイベント。訪れた人たちの目当てはクラフトサケ。福島県でクラフトサケを作っている佐藤太亮さん。クラフトサケは日本酒を作るのと同じ工程で、ハーブや果物、スパイスなどの副原料を加えて一緒に発酵させている。日本酒ではなくその他の醸造酒として扱われる。日本酒を作るには製造免許が必要だが、新たに取得するのは難しい現状がある。そこで、佐藤さんが目をつけたのがクラフトサケだった。副原料にしているのは地元の山でとれる樹木や草花など。カカオを入れたサケもある。佐藤さんのアイデアの源は日本各地に伝わるどぶろく造り。佐藤さんの酒蔵には自由な発想の酒造りに惹かれて若者たちが集まっている。

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